Mac で会議をローカル文字起こしする
多くの文字起こしサービスは録音をクラウドにアップロードします。拾音なら、録音から文字起こし、話者の識別まで Mac の中で完結します。日本語の会議にも対応しています。
日本語の会議の文字起こし
- 日本語の会議は Whisper large-v3-turbo で文字起こしします。初めて日本語の会議を文字起こしするときに、モデル(約 570 MB)をダウンロードします。
- 録音中のリアルタイム文字起こしは、macOS に内蔵された端末上の音声認識を使います。
- 録音を始めて約 10 秒で、日本語・英語・中国語のどれかを自動で判定します。
- 議事録と文字起こしは日本語で作られ、PDF と Word には日本語のフォントが使われます。
アプリの表示は英語と繁体字中国語のみです。日本語の macOS では英語で表示されます。
どこで処理されるか
| 処理 | 場所 | インターネット |
|---|---|---|
| 録音 | あなたの Mac | 不要 |
| 録音中のリアルタイム文字起こし | あなたの Mac(macOS 内蔵の音声認識) | 不要 |
| 文字起こし | あなたの Mac(whisper.cpp) | 最初にモデルをダウンロードするときだけ必要 |
| 話者の識別、声の記憶 | あなたの Mac | 不要 |
| 議事録の作成、会議への質問 | 選んだまとめツール | ChatGPT、Claude、API を使うときは必要。ローカルの Ollama、LM Studio、または「Don’t summarize」なら不要 |
ChatGPT、Claude、API で議事録を作るときに送られるのはテキストだけです(文字起こし、メモと用語集、会議のタイトルと日付)。録音ファイルは送られません。
オンライン会議もボットなしで録音
録音ソースを「Microphone + computer audio」にすると、Zoom、Teams、Google Meet の相手の声も録音されます。会議にボットを参加させる必要はなく、ほかの参加者の画面には何も表示されません。初めてコンピュータの音声を録音するとき、macOS が「システムオーディオ録音」の許可を求めるので、許可してください。
完全にオフラインで使う
- インターネットにつながっているときに、文字起こしのモデルをダウンロードしておきます。
- Ollama か LM Studio をインストールして、ローカルのモデルをダウンロードします。
- 拾音の Settings → Summarizer で「OpenAI-compatible API」を選び、Ollama か LM Studio のローカルのアドレスを入力します(キーは不要)。
- または「Don’t summarize」を選んで、文字起こしだけを残します。
ローカルのモデルで作る議事録の質は、モデルの大きさと Mac のメモリによって変わります。まず 1 回の会議で試してください。
データの保存場所
録音、文字起こし、議事録、声のデータはすべて Mac の「~/Library/Application Support/Shiyin」に保存されます。拾音は MIT ライセンスのオープンソースで、コードは GitHub で確認できます。
よくある質問
料金はかかりますか?
拾音は無料です。議事録の作成には、手持ちの ChatGPT や Claude のサブスクリプション、または API の利用料がかかります。「Don’t summarize」を選べば費用はかかりません。
必要な環境は?
macOS 26 以降、Apple シリコン(M1 以降)、メモリ 8 GB 以上です。Windows 版は開発中です。
話者は分けられますか?
はい。話者を自動で識別し、名前を付けると声を覚えて次の会議から自動で名前を入れます。間違いは統合や行ごとの修正で直せます。
アプリは日本語で表示されますか?
いいえ。アプリの表示は英語と繁体字中国語のみです。会議の言語は日本語を選べます。